南由紀江、四十三歳。勤めていた会社でお局になりかけていたときに若手社員だった夫を半ば強引に口説き落として結婚してから十数年。結婚生活も落ち着いてはきたが、女としての魅力をなくさないためにも一念発起。今流行の腹筋女子を目指すためにジムに通いだした由紀江。最初は地獄のようなトレーニングに続けられるとは思えなかったが、着実に減っていく体重と引き締まっていく体。若い頃より大分肥えてしまっていた体が段々と絞れていく姿にモチベーションがあがり更にはヒップアップやアソコの締まりを良くする運動など女としての部分も意識して鍛えていた。というのも夫が自分よりも10歳若いのに夜の営みが激減してしまっていたからだった。回数も少なくなり、女として魅力がなくなってしまったと感じてジムに通いながら必死でスタイルを全盛期まで戻したのにまったく見向きもしない夫。自分が何のために苦しい思いをしてまでしてきたのか虚しくなってしまった。そこへきての降って沸いてきたAV出演の話。正直、知らない男たちに自分の裸体やSEXをみせるなんてありえないと思っていた。しかし、その相手は童貞の若者たちと聞かされると一変して真剣に悩み始める。自分の性行為を晒される事と若い男に抱かれることを真剣に悩み出た答えは「それでも抱かれたい」なぜ彼女はそうまでに男を求めるのか…自分よりも一回りも二回りも若い男の子からちやほやされることに無類の悦びを感じてしまう由紀江は、夫に向けて体を磨いていたのに見向きもされなかったことが彼女の根の部分に深く残り、そこにかけた時間や情熱を少しでも労っておきたいと彼女を決断させた。
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