准が電話に出ると相手は恵子だった。「准君?あぁ…、なんで貴方なの…。そんな事されたら、私…。あの明日…、駅ビルの喫茶店で…」、それだけ言って切れる電話。准は電話のことを紗依に訊ねられるが、恵子からの電話であることを告げられず誤魔化してしまう。待ち合わせの時間も決めていなかったのに、申し合わせたかのように、同じ時間に現れる恵子と准。会えない時が無かったかのように身体を重ねる二人。恵子はもう紗依の元には戻れないと言う。恵子はすがり付こうとする准を振り払って去っていく。その姿を偶然見てしまう紗依。次の日、昨日の事を引きずり元気の無い准。紗依は准のことを気遣う振りをする。准は気の無い返事をするばかりだ。紗依はひきずるようにして准を自宅へ連れて行くのだった…。
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