明治の始め、北陸は若狭小浜の高貴な尼寺が舞台。薩摩から尼寺の五十路の比丘尼御前の性奴隷になる為に売られてきた元人妻が、尼寺で繰り広げる尼僧たちの凌辱地獄に巻き込まれる悲愁物語。時代は戦後の昭和29年に移り代わり舞台は京都。元華族で銀行頭取の夫が東アジア復興の国家的事業の投資に失敗して自死。大口預金者の菩提寺住職は貞淑装おう美貌未亡人の喪服の奥に秘められたマゾ本能を見破り、凌辱地獄に突き落とす。バブル崩壊後の平成に代わり、ヤミ金屋の罠に嵌まり、犯される未亡人、そして借金の肩に息子の全ての臓器を借金の肩に取るという。3部構成で贈る明治から平成3時代の香りが鮮やかに蘇る40代から団塊世代以上のファンが愉しめる完成度の高い官能エロドラマ。
コメント