【第一話】結婚して40年。三郎の現役時代は高度経済成長の波に乗り、日々の生活は息つく暇もなかった。その夫を献身的に支えてきた房江。三郎は定年後、妻を温泉旅行に誘った。今まで夫婦水入らずの時間など無く仕事優先で走り続けてきた彼の、妻に対する細やかな恩返しだった。「これからも同じ道を歩いて行こう」と改めて誓った二人は一緒に温泉に入り食事をし、床を共にするのであった。夜が明けるまで燃え上がった二人の新しい「愛のおもひで」は終わることはない。【第二話】20歳で会社に入社し不景気もあったが仕事に打ち込み会社を支えてきた孝明。そんな彼の真面目さに惹かれ結婚した奈美。定年退職を迎え、自身の人生に一つの区切りをつけた孝明は妻を温泉旅行に誘った。今まで何も言わずついてきてくれた妻に対する感謝の気持ちだった。もともと夜の営みはほとんど無い夫婦だったが、二人の心と体はより深く、強く結びついていく。


熟年夫婦「愛のおもひで」 那須塩原黒磯×栃木県西那須野


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