東京にあるウイルスが流行し、都民に恐怖を与えていた。そのウイルスは人間の悪意を増幅させ、人間を魔物に変えるというもので、さらに最悪なことにウイルスに侵されるのは決まって邪悪な犯罪者だということだった。犯罪者たちは魔物になることを嘆くどころか、喜び、その得た能力を使って暴虐の限りをつくしていた。警視庁と防衛庁はそのウイルスをデビルウイルスと呼び、それに対応する組織を作った。その一員である早見都は、ウイルスに犯された人間を見抜く能力を持っていた。そのことを知った組織は都のパートナーに一人の看護師・真琴をつける。刑事でなく看護師をパートナーにされて、納得いかない都だったが、まだウイルスに感染されて間もない人間を、要領よく治療していく真琴を見て、不満を持ちつつもパートナーと認める。そんなある日、かつて都に仲間を逮捕され復讐のチャンスを狙っていた上沢がウイルスに犯される。
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