ひとりで暮らしながら大学院で研究に没頭している河嶋登の家に、思春期の妹・真美が引っ越してきた。両親の別居で離れて暮していた兄と妹は、母の死去を機に同居することになったのだ。10年ぶりの再会に、ぎこちない雰囲気が漂いながらも、真美は空き部屋を自分の部屋に決めて、荷物を整理しはじめる。まだバージンの彼女の胸は、かねてから憧れていた兄の端正なマスクにときめきを感じていた。そんな真美が高校に行っている間、いつものように恋人の今日子を家に呼んだ登は、ベッドでお互いの肉体を重ねあっていた。今日子の乳頭を吸い、股間の茂みを愛撫して、バックから挿入する登。大きな喘ぎ声をあげる今日子を激しく責める…。その日の夜、真美は同級生の由美を連れて家に帰ってきた。夕食を作っていた登を見て、由美は思わず「かっこいいい!」とつぶやいた。積極的な由美は、登に対してあれこれ質問を投げかける。そんな由美を見ながら、真美も悪い気はしない。洗面所に立った真美は、そこで今日子の落としていったイヤリングを見つけた。真美の胸に、どす黒い嫉妬の念が芽生える…。数日後、早めに帰宅した真美は、登の部屋から聞こえてくる今日子の喘ぎ声に足を止めた。いま、登が行っている行為を想像する真美。彼女は、自分がはっきり兄を愛していることに気がついた。
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