工場勤めの田宮健太は妻の死を境に記憶が1日しか保てなくなっていた。従業員仲間からは健太が妻を殺害したのではないかという不穏な噂が囁かれていた。そんな健太を気にかけていた同僚のあさこも同様にある暗い過去を引きずっており、人から愛されたいという気持ちを人一倍強く抱いていた。あさこは健太の部屋へ押しかけるようになる。しかし、彼女も健太への疑念がないわけではない。むしろ、彼女が過去に負った心の傷を癒すために自分を殺してくれるのではないかと思うほどであった。その思いが吐き出されたとき、健太の封印されてきた記憶が解き放たれ、新たなる悲劇の扉が開かれようとする。(2011年制作・日本)(C) 2011 アートポート
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