春は卒業の季節。あの日、机を並べて学んだ学生たちも、校門の桜がほんのり色づくと別れの季節がやってくる。そして、満開の桜の花びらに背中を押されながら、新しい道へと飛び立っていく。初恋の思い出を抱えながら、告白できないもどかしさを胸に秘め、そっと校門を振り返ったあの頃…。クラスの男子が憧れる清純優等生『吉咲あきな』ちゃんも同じころ、乙女の胸を震わせながらある決意をしていた。卒業旅行で同級生と訪れた温泉旅館。ずっと思い焦がれていた同級生に恋の想いを伝えようと、涼しげな瞳をうるわせながら部屋を訪れた彼女。短い沈黙のあと、想いを上手に言葉にできない彼女は同級生の前で制服をゆっくりと脱いでいった…。恥じらいの表情を浮かべながら、優等生からの脱皮を図る彼女。彼女はもう、胸の高鳴りをおさえきれなくなっていた…。(あしたまえーしぃー)


卒業優等生 おさえきれない胸の高鳴り 吉咲あきな


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